2006年11月30日
samba を使って、プリンタをネットワークで共有
仕事用の新しいパソコンが増えたことで、プリンタの扱いが面倒になってきた。
我が家のプリンタは Hp-psc-2110 という複合機で、マニュアルにはネットワーク共有はできない旨の記載があったことから諦めていたのだが・・・
パソコンも2台だったのでさほどの不都合は感じなかったが、3台ともなるとさすがにほっとけなくなりネットワーク化することにした。
以下は、ネット上にあった情報を参考にさせてもらって設定した記録です。
1). 先ずは、、、準備(インストール)するもの
- Vine Linux 3.2 でフルインストールした状態で入っていなかったものをインストール
foomatic-ppd-hpijs-3.0.2-0vl1sane、xsane はスキャナを使うときに使用
libusb-0.1.8-0vl0.31
sane-1.0.15-0vl3
gphoto2-2.1.5-0vl1
libsane-hpoj-0.91-0vl0.31
net-snmp-5.2.1.2-0vl1
hpoj-0.91-0vl0.31
xsane-0.97-0vl2
2). hpoj の初期設定 ( サーバーのUSBポートにプリンタをセットして電源を入れる )
# /usr/sbin/ptal-init setupパラレルポートに接続されている機器を調べますか?の問い合わせに n を入力する以外はすべて Enter を入れる。
3). PPD ファイルを取り込む
- ライブラリのインストール不足なのか分からないが、/etc/cups/ppd/ ディレクトリが空っぽだったので https://www.linuxprinting.org/printer_list.cgi から当該機種のPPDファイルをダウンロードしてコピー
HP-PSC_2110-hpijs.ppd
4). プリンターの設定
- a) プリンタデーモンに CUPS を使うのでこれを設定 ( CUPS は標準でインストールされ、サービス起動していた)
- 1. /etc/cups/mime.convs で次の行のコメントアウトを解除
application/octet-stream application/vnd.cups-raw 0 -
- 2. /etc/cups/mime.types で次の行のコメントを解除
application/octet-stream
- 3. /etc/cups/cupsd.conf を編集し、ネットワーク上のほかのパソコンからの接続を許可
<Location /printers>
AuthType None
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 127.0.0.1
Allow From 192.168.1.0/24
</Location>
- 4. /etc/cups/cupsd.conf を編集し、ネットワーク上のほかのパソコンから設定可
## Restrict access to local domain
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 127.0.0.1
Allow From 192.168.1.0/24
<Location /admin>
#
# You definitely will want to limit access to the administration functions.
# The default configuration requires a local connection from a user who
# is a member of the system group to do any admin tasks. You can change
# the group name using the SystemGroup directive.
## AuthType Basic
# AuthClass System## Restrict access to local domain
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 127.0.0.1
Allow From 192.168.1.0/24<Location>
- 5. CUPS の再起動
# /etc/rc.d/init.d/cups restart
b). hpoj サービスの開始
# /sbin/service hpoj start
c). 設定
- ブラウザで https://サーバー名:631/ にアクセスしてプリンタの設定を行う。
1. プリンタの追加
- 名前、場所、説明を入力します。名前 ( psc2110 とした ) は必須で、使いやすいように半角英数字を使った方が何かと便利です。
2. デバイスの選択
- 先ほどコピーした PPDファイル名の「PTAL」と書かれているものを選択する。
3. モデル名/ドライバの選択
- 当該機種のものを選択する。
4. テストページを印刷する。
5). Samba の設定
- a) Sanba でプリンタを共有できるように、/etc/samba/smb.conf を編集する。
[global]
load printers = yes
printcap name = /etc/printcap
printing = cups[printers]
comment = All Printers
path = /var/spool/samba
browseable = yes
public = yes
printable = Yes
use client driver = yes
b) Samba を再起動する。
# /etc/rc.d/init.d/smb restart
6). 最後に、クライアント ( Windows ) マシンの設定をする。
- a) [マイ ネットワーク] から Samba に接続してプリンタアイコン ( psc2110 ) が出来ているか確認する。出来ていなければ Samba の設定ミスと思われるので再設定・再起動する。
b) アイコンをダブルクリックしてプリンタ・ドライバを設定する。まず当該機種のドライバはないハズなので設定画面からとりあえず適当なものを選んで設定しておく。
c) 当該機種 ( Hp psc 2110 ) のプリンタ・ドライバをインストール
- このドライバはプリンタを直接接続 ( USB ) しないとインストールできないので接続した状態で最新のドライバーをダウンロードしてインストールする。
余計なことだが・・・
今のところ、直結型でインストールしたソフトのうち肝心要の「ディレクタ」というプリンタ管理ソフトを起動してもウンともスンとも言わない。以前はもちろん動いていたのだが・・・別のマシンでもインストールするのでその時に確認しよう・・・
それにしても、最近PCトラブルが多いなぁ~
d) 暫定設定したネットワーク・プリンタのドライバを正規なものに変更
- [コントロール パネル]→[プリンタと FAX] →[プロパティ]→[詳細設定]→[新しいドライバ] として、'hp psc 2110 series' を選択
e) アイコンを右クリックして、[通常使うプリンタに設定] する。く
7). 印刷テスト
- プリンタの接続先をサーバーに変えてネットワークから印刷してみよう。やってみたところ、だめかぁ~と暫く待っていたらクワ~と音を立てて出てきた。感激!
投稿者: 管理者 日時: 2006年11月30日 20:36 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ
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